システム設計の本質は、40年前から変わっていなかった

1980年代後半、私は一つの問いを立てた。

「業務は複雑怪奇で変更も多い。一方、コンピュータができることは、ファイルやレコードの追加・更新・削除という単純な操作の繰り返しだ。この2つをどうわかりやすく結び付けるか?」

汎用機とCOBOLの時代。進行中の開発プロジェクトを半分ひっくり返しながら、手探りでたどり着いたのが「3段階のシステム構造」だった。

それから30年以上が経った。言語はCOBOLからJavaへ、Pythonへ。ファイルはデータベースへ、クラウドへ。開発の現場は様変わりした。

しかし、冒頭の問いだけは変わっていない。

現代のイベント駆動アーキテクチャ、マイクロサービス、イベントソーシング——これらが向き合っている問題は、本質的にあの頃と同じだ。「複雑な業務」と「シンプルなコンピュータ」をどう繋ぐか。その構造をどう標準化し、変更に強くするか。

以下の2つの記事は、同じ問いに対する「昭和の答え」と「現代の答え」だ。
開発環境は激変しているが、たどり着いた答えは同じだった。

📖 昭和の答え
半分進んだプロジェクトをひっくり返した決断、蒲田のシスラボへの訪問、字消し板の時代——当時の格闘の記録。
📐 現代の答え
言語・フレームワークに依存しない設計原則を、現代のアーキテクチャに対応させて体系的にまとめたもの。

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