櫻井よしこさん講演会

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先日、料亭「小松」の記事でちょこっと書きましたが、櫻井よし子さんの講演を聴きに行ってきました。
テレビなどでは何度と無く見ていますが、生櫻井さんは初めてでした~
講演内容は後に書くとして、生櫻井さん、素敵でした(●^o^●)

話す内容は、鷹派で厳しい内容なのですが、少し鼻に掛かったつややかな声で、やさしく語り掛けるしぐさなどは、色気さえ感じてしまいました。
櫻井よし子さん萌え~(*^_^*) ウィキで調べたら、1945年生まれ・・・
いくつになっても、論客バリバリでも女性の美しさを失わない櫻井よし子さん、素敵だなぁ。

話の内容は、現在の国内外の諸問題についてというところ。

・現在の日本にとって重要な課題は、米国・中国との関係である。
・内政問題は、日本という国は、何とかかんとか上手くやっていく国なので問題ないだろう。
・国家は、国益を中心に外交をするのは世界の常識で、友好関係維持等は本来的外交目的ではない。
・日本人の中には(特に若い人)、国益というと自分の国のことばかり考えているようで、違和感を感じるという人も多いが、とんでもない間違い。
世界中のどこを見ても、国益を考えない国などない。
・日米関係の基本認識
 ブレジンスキー補佐官は、かつて
「日本は今後も米国の被保護国として存在し続ける必要がある。 日本が政治的に国家として日米中関係に口を挟むのは好ましくない。日本は政治大国にはなるべきでない(なれない)」
と発言した。
つまり日本は、米国の加護の元で言うことを聞いていなさい=米国は日本を独立国家としては認めませんよ、米国の子供でいなさい、というのが米国の立場。
・日中関係の基本認識
江沢民主席が来日した際、日本は熱烈歓迎し各地で江沢民の講演会を開いたが、そこで江沢民が言ったのは
「日本は邪悪な国家である。先の大戦では、中国国民3500万人を虐殺した。日本は未来永劫、この歴史を忘れず謝罪し続けなさい」であった。
早稲田大隈講堂での学生を前にした講演でも、皇室の晩餐会の席でも同じことを言った。
3500万人を虐殺したなどという歴史認識は、とんでもない話なのだが、早稲田の学生すら、何の反論も出来なかった。なぜなら、日本人は歴史を知らないから。
実際、終戦直後中国は「260万人(桜井さんは正確な数字をおっしゃったが、私の記憶があいまい・・)、その後350万人、1860万人、3500万人と事あるごとに数字が大きくなってきた。
何故、学生を前に、皇室を前に、江沢民はこんなことを言ったのか・・・訪日2ヶ月前に中国でまとめられた外交関係のレポートの中に
「日本は叩けば引っ込む国民だ。戦争責任を中心に叩いて、政治大国にならないようしすべし」という記述があり、江沢民は、このレポートに忠実な行動を取ったということだ。
これも、靖国問題そのものが目的なのではなく、中国の国益の為には靖国問題で日本を叩くことが必要だとの判断による。
現に、靖国に関しては、A級戦犯合祀を決定した大平首相が決定後に訪中した際には、熱烈歓迎を受け、靖国の「や」の字も出てこなかった。
当時の中国の国益にとって靖国などはどうでも良いことだったのだ。
むしろ当時は、日本に対して「軍事大国になりなさい。軍事費を倍増しなさい」と言っていた。
(背景には、中国がソ連を脅威と感じていて、中国国益上日本が軍事強化し、中国と同盟関係にあることが望ましいと考えたから)

・つまり現状は、米国と中国とは、日本に関しての認識は、根本的には共通したものとなっているのが現実だ。=日本はおとなしくしていなさいということ。
米国・中国とも国益を基本に日本との外交政策を考えている。

このような国際社会の中で、日本はもっともっとしっかりした国になり、言うべきことは言っていかなければならない。
靖国に参拝に行く、行かないは内政問題。国内でもめている分には良いが、外国にああだこうだ言われる筋合いは無い。
だから、靖国参拝反対だといっている日本人も、国際政治のためには我慢して日本国民全員が靖国に参拝しよう!(半分冗談っぽく言ってましたがw)

基本的は枠組みとしては、中国はいうに及ばす、友好国だと思っている米国ですら日本に対する考え方は「国益」を前提にしたドライなものになっている。
日本は、政府だけではなく全国民が「国益」ということを真剣に考え、歴史を学び真の独立国家・経済を背景として政治大国になっていかねばならない!
みなで協力して日本を本当に良い国にしていきましょう~

ということでした。

※幹事長は、麻生氏がなるべきだったなぁ・・・
※阿部さんの中国政策には期待しているが、官僚の中に「中国に譲歩しよう」という動きがあるのが懸念される

1時間半以上に渡る講演で、最後には最近の上海の汚職事件摘発が、日本の今後の外交にとって大きな鍵になる事(やや親日派の現・胡錦涛国家主席と前・江沢民国家主席の権力闘争)や、為替制度の問題、尖閣諸島問題等など、真剣に、面白く、ウィットに富んだお話で、あっという間に時間となってしまった感じでした。
桜井さんは、政治的な出来事を日付○年○月○日、挙げる数字も正確に、何のメモも見ずに話されてましたが、話が面白くて、途中で私がメモを取るのを止めちゃったので、細かな数字は挙げていません。
また、講演内容を曲解してしまっているところも有るかもしれません。

では~~

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このページは、Guckieが2006年9月27日 23:04に書いたブログ記事です。

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